宮城で石巻の新たな住環境を考えるワークショップ

みんなの経済新聞ネットワーク 9月8日(土)

オープンオフィスIRORI石巻で9月7日、石巻の中心市街地での暮らし方を考えるワークショップが開催されました。3回目となる今回は、同市中央地区でまちづくりに関わる若者8人が集まりました。

主催は東京工業大学で都市計画学を専攻する渡邊享子さんで、同大准教授の真野洋介さんも東京から駆け付けました。渡邊さんは昨年5月から、中央地区の人たちとどのようにまちづくりを行っていくべきかについて議論を重ねてきました。

参加者はどこで何を食べ、買い物をするかという自身の生活スタイルについて細かく振り返りました。その後、普段の生活での不足や今後の希望を出し合い、実現のために同中心市街地の空き家となっている物件例を見て選びました。

渡邊さんは「同中心市街地では遊休不動産をどのように活用するかが課題です。仮設商店街や仮設住宅は利用できる期限があり、今後どういう場所で暮らすか考えていく必要があります。ボランティアとして石巻に住んでいる人は家賃の低い物件を選んでいることが多く、さらに耐震性にも問題があるため、時限的に住む予定である人が多いのです。このような移住する可能性がある人たちと、街中の遊休不動産をマッチングさせるのが目的」と話します。

「今後はこのようなワークショップを仮設商店街やボランティア団体に出張して行いたい」と渡邊さんは言います。「石巻に住んでいる人たちと共にどういった暮らし方ができるか考えていきたいが、今後の展望としてこれから石巻に来たい人と思っている人たちの需要なども聞いていきたい」とも話しています。

次回は9月下旬、今回と同じテーマで参加者を変えて行う予定です。

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