みんなの経済新聞ネットワーク 11月28日(月)
京都を中心にマンション管理や仲介業を行う「長栄」(京都市中京区堀川通三条下る八文字町)と、京都造形芸術大学(北区)とのコラボ企画「スチューデントデザイナーマンションリフォームプロジェクト」が現在、進行しています。
近年賃貸マンションの空室率が学生の多い京都でも約15%あるといわれる中、他社との差別化を図り、単純な価格競争から脱しようと、プロジェクトが立ち上がりました。
同大学環境デザイン学科の学生が市内のワンルームのリフォーム案を出し、同社管理スタッフが審査します。最優秀作品に選ばれると実際に施工されるのです。
これまでに、壁一面をコルクボードにする案や、CDのジャケットを壁一面に並べることのできる「200人のアーティストと暮らす部屋」などが施工されました。11月24日には2回目となるコンペティションが開かれ、壁に自由に棚を作ることのできる「Self Shelf」が最優秀賞に選ばれたほか2案が現在施工に向けて調整が行われています。
「学生さんはコストや工法の面にとらわれない案を出すので勉強になる」と同社管理部の中澤和宏さん。特に驚いたというのが、ワンルームを分割する発想でした。「私たちは部屋をより広く見せようとするが、学生さんからは逆の発想のデザインが出てきた」。そのうちの一つ、3本の柱を設置して、入居者の好みでパーティションにしたり、ひもを渡したりできる部屋は施工後、入居が決まったということです。
今後は、一般も投票できるようしていくほか、対象をマンションの共用部にも広げていきたいといいます。
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