【インドネシア】国民所得、年内に3500ドル超の見通し

NNA 8月8日(月)

インドネシア中央統計局が8月5日発表した2011年第2四半期(4~6月)の名目GDPは1,811兆1,000億ルピア(約16兆7,800億円)となり、物価変動の影響を差し引いた実質では前年同期比で6.5%成長しました。輸出や国内外企業による投資、民間消費がともに好調で、3四半期連続の6%台を確保しています。中銀は下半期(7~12月)も高成長を続け、年内に国民1人当たりのGDPが3,500米ドル(約27万円)を超えるとの見通しを示しました。

 4~6月期の成長率は、地元紙ジャカルタ・グローブがエコノミスト9人を対象に実施した事前予想の平均値(6.5%)と一致した。前期比は2.9%増となり、前期の1.5%増から伸び率が拡大した。

前年同期比の需要項目別では、財・サービスの輸出の伸びが目立ちました。成長率は17.4%となり、前期の12.3%から拡大です。2四半期連続で唯一2桁台に乗せました。GDPへの寄与度は7.8%と最大でした。民間投資の指標となる総固定資本形成も伸び率が9.2%と高く、寄与度は2.1%でした。

民間消費も堅調に推移しています。名目GDPは983兆7,000億ルピアで全体の54%を占めました。実質GDPは4.6%成長、寄与度は2.6%で、財・サービスの輸出に次ぐ水準でした。一方で政府支出は4.5%伸長したものの、寄与度は0.3%にとどまっています。

セクター別では、すべてが前年同期比でプラス成長でした。製造業の名目GDPが440兆2,000億ルピアと最も高く、全体の4分の1を占めています。実質GDPの成長率は6.1%で前期の5.0%から加速し、成長率に対する寄与度は1.6%と最大でした。商業・ホテル・レストランも成長をけん引しました。成長率は9.6%と2桁近く、寄与度も製造業と並び1.6%となりました。

 最も伸び率が高かったのは運輸・通信の10.7%。前期の13.8%から上昇率は鈍化したものの2桁成長を維持。寄与度は1.0%だった。このほかにも建設(成長率7.4%、寄与度0.5%)、金融・不動産等(成長率6.9%、寄与度0.7%)も高成長を支えた。

石油ガスを除いた第2四半期のGDPは7.0%成長しました。前期の伸び率は6.9%でした。

結局、上半期(1~6月)の成長率は6.5%となりました。財・サービスの輸出が14.9%、総固定資本形成が8.3%、民間消費が4.5%それぞれ伸びています。セクター別の伸び率は、運輸・通信が12.1%で最大です。これに商業・ホテル・レストランの8.7%、金融・不動産等の7.1%が続いています。

エコノミストらは、インドネシア経済の今後の見通しについて、低インフレ、低金利、ルピア高、資源高などを背景に民間消費、投資、輸出などが引き続き堅調に伸び、下半期も成長率は同水準で推移すると指摘しています。通年では、政府目標の6.5%に収まるとの見方を強めているようです。

インドネシア中銀は今年の名目GDPが7,400兆ルピアに達し、国民1人当たりの年間所得が3,500~3,600米ドルになると予想しています。ダルミン総裁は成長率が6.8%に到達するとの見方を示しました。

インドネシアのインフレ率は7月に前年同月比4.61%となり、約2年ぶりの高水準を記録した1月の7.02%から6カ月連続で低下です。これは、14カ月ぶりの低水準となっています。これに伴い中央銀行は今年2011年2月以降、政策金利(BIレート)を6.75%で維持しており、今月も据え置くとみられています。

投資調整庁(BKPM)が発表した上半期の投資実現額は115兆6,000億ルピアでした。外国投資がルピア換算で前年同期比16.2%増の82兆6,000億ルピアで、国内投資が50.7%増の33兆ルピアと、ともに好調です。

中央統計局によると1~6月の輸出額は、前年同期比36.0%増の986億4,400万米ドルでした。非石油ガスが33.2%増の790億6,160万米ドル、石油ガスが48.8%増の195億8,240万米ドルと力強い伸びを示しています。

インドネシアの経済に、死角は見えません。人口増加、豊富な資源、広大な大地。マレーシアとともに、今後も健全に成長が続きそうです。

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