日銀、きょうにもリート初購入

フジサンケイ ビジネスアイ12月15日(水)

以前、日銀のリート買取のニュースを紹介しましたが、日銀は12月14日、包括金融緩和に盛り込んだリートの購入を15日以降に開始すると発表しました。市場の状況をみながら順次、買い入れる予定とのことです。日銀がリートを購入するのは初めてです。

これが、不動産市場の活性化やデフレ脱却につながることといいのですが。

リートは、現在、東京証券取引所に35本が上場されているということです。日銀が購入するのは、首都圏のオフィスビルなどの優良物件を組み入れた「格付けAA格以上」のリートで、十数本が上場されています。このうち、合計500億円分を購入する予定です。

日銀の購入を見越してすでにリート市場は盛り上がりをみせています。東証REIT指数の14日の終値は前日比7.35ポイント高の1100.73と、9月中旬の 1.2倍にまで値上がりしました。

ただし、購入対象のAA格以上は都会の優良物件が中心なため「地方にあまり影響がない」可能性があります。ま た、リートの時価総額は3兆5000億円にですから、500億円という購入規模では影響は心理的なものになる子も知れませんね。

また、日銀の行動により利回りが下がり、商品のうま味が少なくなる可能性もあります。

経済情勢分析と「市場の声」とのバランスを保ちながら、日銀は慎重な判断を求められることになりそうですね。

Sponsored Link
アパートローン必勝マニュアル[AIR-AL]

コメントを残す